勤労者予防医療センターの実施する各種指導における事例 独立行政法人 労働者健康福祉機構

生 活 指 導

几帳面な性格を踏まえ、体重の変化や歩数を記録表で振り返り励ますことにより腹囲、及び中性脂肪の改善がみられた事例

効果的な指導例
  相談者:50代 男性
キーワード:休肝日、記録表、几帳面な性格
具体的内容
   初回の面接で、Aさんは生活の改善に意欲的な言動が見受けられた為、具体的な目標数字、期間を定め自己評価が可能となるよう体重、歩数についてセルフモニタリングを行えるよう記録表を渡すことにした。指導時における食生活の問題点は、お酒については飲まない日は2日あるが、それ以外は外で飲むケースが多く、また量も多めであること、子どもに付き合い肉料理が多いこと、食べるのが早いなどの習慣があった。運動は月1回野球をするくらいで普段は特別なことはしていなかった。喫煙は以前に禁煙をしたため体重が増加した経験から、禁煙に踏み切れない状態であった。得られた情報から行った指導としては1回のアルコール量を減らすこと、魚料理の回数を増すこと、運動は会社での階段の利用などによりアップをはかるようにすすめた。2ヶ月後の面接では下記の表の通り順調な改善がみられた。タバコの本数を半分に、休肝日を4日に増やす、1日7000歩〜10000歩をキープし、夕食時の肉の量を減らした事が改善の要因と思われる。毎日の記録はきちんとされていた。身体的に大変改善がみられたことを共感し、今後も無理のない食事、運動、禁煙を続けるように励まして面談を終えた。4ヶ月後の面接では腹囲は83センチに改善した。ただ、「最近、身体は軽くなったが体力が落ちた感じがする。」との言葉が聞かれたため、極端な食事制限はしてないか確かめたところ、夕食の主食が抜きになっていた為バランスよく取るようにすすめた。
 最終面接時では、改善された体重、腹囲は維持されていた。運動量や食事の量も本人が体調に合わせコントロールできていることを共に認め、成果を挙げた事を伝える。タバコはゼロには出来なかったが「禁煙を目標にしたい」という言葉を尊重し、Aさんなら可能だと思うと伝えた。
5月2日 7月12日 9月18日 11月19日
身長(センチ) 170 170 170 170
体重(Kg) 72.8 67.4 64.7 64.7
腹囲(センチ) 94 87 83 83
血圧 112/70 120/80 115/75 108/72
T-G 260 - - 99
T-ch 209 - - 210
HDL−C 46 - - 55
LDL-C 116 - - 149


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