独立行政法人 労働者福祉機構
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第一部

第一部 要約
I はじめに
 頻度
 物理化学的性質
 中毒発生の機序
 病態生理
II 臨床症状
 急性期の臨床症状(初期、主徴期)
  慢性期の臨床症状(主徴期から後期)
  意識障害の持続時間と後遺症の関係
 臨床症状による経過の違い
 後期(Bumke u. Krapf)の臨床症状
  遷延初期 通過症候群:失見当識健忘症候群
  遷延後期 後遺症の頻度

第二部

第二部 要約
III 遷延後期(後遺症):大脳皮質・神経心理症状
 先行失認の臨床類型:象徴型と視覚型
 実際の症例提示
 (1)象徴型
 (2)視覚型
 (3)重症び漫性型

第三部

第三部 要約
IV 経過
 初期から10年以後20年間まで
 長期経過10から30年後まで
V まとめ

第二部 要約

 CO中毒は急性期を過ぎて慢性期に入りますと、私の言う遷延後期となります。
 この時期になると、大脳(皮質)症状である神経心理学的症状が前景に出てきます。中毒後遺症です。
 第二部では主にそう言ったいわゆる急性一酸化炭素中毒後遺症についてお話します。
 言語障害、特に了解障害は重症例を除いて殆どありません。しかし行為・認識障害である失行、失認はよく見られる症状です。描画、書字読字障害、計算障害、身体認知障害、地図障害、時計が読めない等です。それ以外は大脳の全般的な症状を反映して意慾 行動障害、失見当識、記銘力障害が見られます。ここでは象徴型と視覚型の二群に別けて症例を示しながらお話します。
 しかもこれらの症状はそれに見合った検査をやらない限り決して見えて来ない症状ばかりです。


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