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第一部 要約
CO中毒は化学物質中毒の約半数に達し、最も頻度の多い中毒の一つです。
一酸化炭素は有機物の不完全燃焼により日常生活の身近な所で発生して、無色、無味、無臭、無刺激で、常温では気体で、酸素より軽く、その存在に容易に気が付かない極めて危険なガスです。
大気中濃度100ppm(0.01%)ですでに中毒症状が出現し、0.15%で死亡する可能性があります。
病理学的には心臓と大脳特にその白質が冒されやすく、大脳の症状が後遺症となります。その発生機序が特異で、一旦意識が覚めた後、数週間してから重篤な後遺症が出現してきます。これを間歇型と言います。
その症状は歩行障害や言語障害は少なく、記憶障害に失行、失認の大脳の症状が見られます。
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